【週報 | 5月 第2週】最近暇すぎてどうしよう
こんにちは。るくみるです。
最近、本当に暇なんですよ。研究室に配属になったはいいのですが、まだ研修期間なもので、テーマが決まっていない。しかも「院試のため」と思って今期は授業を取らなかったので、出席が必要な講義があるわけでもない。大変です。人生最大に暇です。
暇で仕方がないので、ブログを書きます。今週は私のスーパーウルトラ暇つぶしをご紹介しましょう。
スーパーお散歩界隈
日本の文化の中心たる大都市・東京。こんなに近くにあるのに、私は東京のことを何も知りません。誰かと東京に遊びに行こうと思っても、どこにどんな面白いものがあるのか、美味しいレストランがあるのか、何も知らない。
このままでは将来的に誰かとデートに行くことになったら困ってしまう。今のうちに東京のことを知っておこう、と。でも、お金がかかるのは嫌だから、移動手段は定期券+徒歩。あと、Google マップを見るのも禁止です。目的地を決め、どこをどう進めばそこまで着くかを自分で判断し、早歩きで向かう。それが「スーパーお散歩界隈」です。
上野 → 御茶ノ水 → 東京
さっそく、月曜日にお散歩に行ってきました。湯島天神に行きたかったのと、本を買いたかったので東京駅前の丸善本店を目指すことにしました。
上野駅までは常磐線、公園出口から改札を出て、お散歩開始です。Google マップ禁止とはいえ、ここら辺はある程度の位置関係が頭に入っているので、とくにアクシデントがあるわけでもなくスーパーお散歩成功。どういうルートを辿ったのか答え合わせをした地図を載せておきます。
4キロくらいでしょうか。3万歩いかないくらいだったかな?これは自慢ですが、方向感覚と記憶力が良い。
↑久しぶりに東大にお邪魔しにいった。
東大から出た後、少し迷いながらも湯島天神へ(写真はない)。歩いてたら御茶ノ水まで行きそうになって焦った。
↑神田明神。たまたま結婚式やってて「いいもの見たな」と思いながらも、みんなにスマホで撮られてるのがかわいそうだった。大勢がスマホを向けている光景は、ある意味怖い。
↑御茶ノ水・明大通りといえばベースプラネット。知らんけど。YAMAHA の BB734 に新色のインディゴブルーが出たとか何とか。ちょっと欲しい。
↑一人で食べても仕方ないのに、オシャレぶっている。
最後の目的地である丸善で買った本については下の方で紹介しています。次は中央線沿線かなあ。私が知っているのは上野東京ライン沿いだけなので、徐々に西(湘南新宿ライン沿い)に近づいていきたいですね。ではまた、次のスーパーお散歩界隈に乞うご期待。
ネトフリ、アマプラ、U-NEXT
コロナ禍の三種の神器。いったい何人の現代人がお世話になったことでしょうか。令和を代表するビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスです。高度化した情報社会が生んだ賜物と言っても過言ではないでしょう。(あとは EC サイトも傑作かな、即日発送はすごい。)
でも実は、こちらの記事で話したように、私自身、もともとアニメやドラマ鑑賞といった趣味はありませんでした。観ていても飽きちゃうというか、なんとなく「人生に必要な時間なのか?」という焦燥感に駆られて楽しめないタイプだったのです。
今週、ちゃんとドラマやアニメを観てみて、1つ気付きました。私は「映像に飽きていた」のではなく「スマホを途中途中で触っているから気が散っている」だけだったということです。
スマホの普及により、我々人類にとって「1つの物事に集中する」ことが難しくなっているというのは、誰もが認める事実でしょう。映画館でスマホを見てしまう人もいるくらいです(私はしないけど)。でもホームシアターとなると、私もスマホを見てしまっているではないですか。いやはや、自分もZ世代だな、と思いながら反省です。
映画やドラマ、アニメといった映像作品はいいものですね。観ているときの「他人の人生を追体験する」ような感覚は、今まで自分が歩んできた人生以上の体験をさせてもらっている気持ちになります。おすすめの映画やドラマがあれば、ぜひ教えてください。
半沢直樹(シーズン1)
今さら半沢直樹? と思われたでしょうが、今さらです。テレビでやっていたのは2013年らしいので、当時私は小学3年生でしょうか。すごく話題になってましたよね。私の中でも、かの有名な「やられたらやり返す、倍返しだ」というフレーズの強烈な印象が残っていました。
とりあえず、2013年放送分のシーズン1だけ観ましたが、やはりみんなが面白いと評価しているものは面白いですね。すごく率直な感想ですが、働く男ってかっけー、と思いました。
このドラマがどんなテーマで作られたのかは分かりませんが、個人的には家族愛の要素に魅力を感じました。上戸彩さんが演じている半沢の妻・花の存在だったり、浅野支店長の奥さんが必死に半沢に訴えかけるシーンだったりと、銀行員のドラマでありながら、仕事から離れた家庭の描写に心を打たれる場面が多かったです。
みなさんはすでに視聴済みだという前提で話しますが、花ちゃんがプレゼントを買うために内緒でバイトをしているところだったり、行きたくもない奥様会で健気に振る舞っているところだったり、あとは普通に料理上手だし。浅野支店長がマニラに出向になったとき、浅野の奥さんが「あなたとまた一緒に暮らせるのが嬉しい」と言っているのは衝撃的でしたね。家族の都合など関係なく急に海外への引っ越しが決まったのに、文句の一つ言わず「嬉しい」という言葉が出てくるのかと。
まだシーズン2は観ていないので、今週来週あたりで見てみようと思います。良いドラマです。
映画『ドライブ・マイ・カー』
村上春樹原作、2021年公開の邦画です。いろんな賞をもらっているみたい。こちらもかなり面白かったです。
以下、公式サイトからあらすじを引用しました。
舞台俳優であり演出家の家福は、愛する妻の音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが…。 喪失感と“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福。みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。 人を愛する痛みと尊さ、信じることの難しさと強さ、生きることの苦しさと美しさ。最愛の妻を失った男が葛藤の果てに辿りつく先とは――。登場人物が再生へと向かう姿が観る者の魂を震わせる圧巻のラスト20分。誰しもの人生に寄り添う、新たなる傑作が誕生した。
圧巻のラスト20分と書いてありますね。3時間の映画ですが、最初のうちは、というか、なんなら前半2時間30分はずっと淡々とストーリーが進むのです。あえて単調にしているのか、俳優さんもただセリフを朗読しているような、感情の起伏がない感じ。
それが最後にひっくり返される感覚。今まで感じたことのない胸の痛み、心臓が苦しくなるような感覚を覚えました。私は評論家ではないので、この感動を適切な語句で言い表すことは難しいですが、今までに見たことのない類の映画だったな、と思います。
最後の方に、かなりの長距離を車で走らせるシーンがあるのですが、そこで何度も「車が走る後ろ」を映している(ナンバープレートにカメラを付けて後方を撮っている感じ)のが印象に残りました。普通、こういうドライブシーンって前を映しますよね。でもここで後ろを映すのは、登場人物たちがそれぞれの過去を振り返りながらも、今を生き続ける暗喩になっているのかな、と思って観ていました。ラストシーンは車の前景を映してたし。安っぽい感想になってしまいましたが、観てもらえれば言っている意味が分かると思います。
こういう「分かりづらい映画」もたまにはいいな、と思いました。制作者の意図が見え透いた映画なんて、こちらが考える余地が残されていなくてつまらないですからね。面白い作品があったら、ちょくちょく共有しようと思います。
本を読もう
本、読まないよね。読むとしても技術書ばかり。文章を書くくせに文章を読まないなんて、極悪非道ではないかと。評論でも小説でも読むようになってから執筆をしろと。そんな風に怒られる気がしたので、本を読むことにしました。
なんで今まで本を読まないで生きてきたかというと、ありえないくらい活字が苦手なんですよね。縦書きの明朝体が読めない。読もうと思っても、内容は入ってこないし、同じところを何度も見直してしまうせいで全然進まない。文字が泳いでいるように見えるのです。200ページくらいの本を読むのに、大体10時間はかかると思います。そのくらい活字が苦手です。
でも、それだけ時間をかけてでも読む価値があるだろう、と決心しました。スマホを惰性で眺めているよりは知的な活動だろうと。何より、自分の執筆活動(ブログ)にも繋がると思ったので、苦手な活字と相対してみることにしました。
スマホ時代の哲学(谷川嘉浩 著)
私が好きな谷川さんの書籍です。好きとか言いながら読んだことなかったんですけどね。谷川さんは若い哲学者の方で、哲学を語るにしてはあまりにも軽快な語り口と、哲学初心者でも親しみやすい題材や具体例を取り上げているのが特徴です。私でも読みやすい上に、心から共感できる文章を書いてくれるので、以前『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』という別の書籍を読んだ際に好きになりました。
書評を書くつもりはない(しできない)ので、評論文初心者として読んだ感想を少し。
この本が題材にするのは、タイトルの通り「スマホ時代」に生ける我々にとっての「哲学」の意義についてです。私たちは生きることから逃げている、という強烈な言葉から始まり、寂しさを抱えた私たちがスマホやSNSから得られるつながりに依存していること、スマホが可能にした「マルチタスク」によって我々の注意が散漫してしまっていることなど、きっと現代人なら誰もが痛感するような指摘がなされています。
そんな時代に必要なのが「孤独」、そして「趣味」だと言うのです。彼の語る「孤独」は決してマイナスな言葉ではなく、ただ単に「他者から隔絶された状態」ということです。そして趣味は、誰のためでもなく、自分がしたいからするような行為、さらに言えば「何かを作る、育てる行為」に限定されており、これは孤独な状態が実現されてこそ行われるものだ、というのが本書の論旨です。
LINE や Twitter を通じて常時誰かと接続しようとしていた私にとって、なかなか衝撃的な言葉が綴られていましたね。誰かといっしょにいるはずなのに、どこかで「自分は一人なのだ」という寂しさを感じる……。全くそのとおりです。その状態を脱するためには、むしろ「積極的に一人の時間を作るべきだ」という主張は、私に大きな勇気を与えてくれたと思います。
彼の趣味に関する主張も、ああでもないこうでもないと私自身が最近考えていた内容に(怖いくらいに)沿うものだったので、読んでいてとても面白い本でした。これはぜひ、みなさんに手に取っていただきたい。本を読まない私が強く推薦する本です。
あとは、こちらもおすすめなのでぜひ。
おわりに
なんか今回は長くなってしまいましたね。2時間くらいでばーっと書き出して、後の2時間で細かい表現や文の流れを整える、という方法で執筆していますが、かなり時間がかかります。特に推敲にキリがない。でも、この何の意味もない、誰のためでもない時間が、私にとっての「趣味」なのでしょうね。
もっと文章がうまくなりたいものです。今回の週報を書くにあたって、軽快な文章を心がけてみました。くだけた表現をあえて使ったり、読点をいつもより多く打って文のリズムを意識してみたり。自分の文章の「型」や「癖」も、そのうち固まって来そうですね。いつも駄文を読んでくれている読者のみなさまには感謝です。今後とも、ぜひよろしくお願いします。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう。